【第6回勉強会テーマ】
〜インドにおけるダウリーの問題〜
✳︎✳︎Presented by Miku✳︎✳︎
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今回の発表ではインドにおけるダウリー(結婚持参金)の問題について取り上げました。
ダウリーとは結婚時に花嫁側から花婿側に贈られる金銭や品物のことを指します。このダウリーを贈る習慣は以前北インドにおけるヒンドゥー教の高カーストの人々の間のみで行われていましたが、今日では異なる宗教やカーストの間にとどまらず、南アジア全域に広がっています。
インドにおいて持参金を贈ったり、受け取る行為は本来1961年の「ダウリー禁止法」によって違法とされていますが、実際にその慣習は今も根強く残り、金額を巡って女性が嫁ぎ先で持参金のさらなる要求を受けたり、いじめや暴力、殺人の被害に合うといった問題が起こっています。また、この持参財は男児選考の深まりや児童婚を促す原因の一つになっているとする見方もあります。
話し合いではダウリーに関連してインドにおける結婚観や日本に残る嫁入り道具の文化の例なども話題にあがりました。
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