インドでは西洋医学の他に伝承医学であるアーユルヴェーダ、ヨガ、ホメオパシーやユナニなどが 医療として使われ、政府ではアユッシュ省と呼ばれる機関がこれらを管轄しています。
中でもアーユルヴェーダは国内外でホリスティックな医療として認知度が高い。生命科学と訳されるように、 その内容は病気の治療に限らず人間の生活、行動、生き方など多岐に渡り記されています。
インドの伝統医学は遠い異国のものと思われがちですが、人間の健康に直接影響する食についてだけで も、季節・量・食べ合わせ・消化など、日本でも意識されていた共通の教えや視点が多々あります。
近年バランスダイエットや食事の質・方法などを見直す動きがあるのは、環境問題など科学的な理 由だけでなく元来の食習慣から離れ、欧米化した食事や習慣に問題意識を持つ人が増えたとも考えられないでしょうか。
発展途上国だからと決めつけず、知識が応用され受け継がれる文化を重要 視し学ぶ姿勢を持つ事で、解決できる現代の問題は多くあると思われます。
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